FAQ
よくある質問
ホウ酸はどのような用途で使用されていますか?
ホウ酸は目薬の添加剤として、特に目の洗浄や消毒に古くから使用されています。目の粘膜というデリケートな部位への使用からも、安全性が高く、細菌に対して有効に作用する特性が認められています。
ホウ酸の予防効果はどのくらい持続しますか?
ホウ酸は安定した無機鉱物であり、分解・揮発・蒸散することがありません。そのため、災害などで処理した木材が繰り返し水に晒されない限り、効果は半永久的に持続します。
化学物質過敏症やアレルギー体質の人でもホウ酸は安全ですか?
人やペットなどの哺乳類は、過剰に摂取したホウ酸を腎臓の働きにより体外に排出できます。急性経口毒性は食塩と同程度で非常に低く、高気密住宅でも、妊婦さん、乳幼児、ペットのいる家庭でも安心して使用できます。
従来の合成殺虫剤との違いは何ですか?
合成殺虫剤は揮発・分解するため、効果は約5年で消滅します。再処理を行う場合、壁の中の柱や筋交いなどは壁を剥がさないと再処理できず、実質的に不可能です。一方、ホウ酸は揮発・分解せず、長期にわたり予防効果が持続します。
保証制度はありますか?
DOT性能保証制度により、ホウ酸処理した木材にシロアリによる被害が発生した場合、新築住宅では10年間、既築住宅では5年間、最大500万円の修復費用を保証しています。なお、有料オプションで新築は最長30年、既築は最長15年まで延長可能です。
ホウ酸処理後、においや色は残りますか?
ホウ酸は無臭・無色透明の液体であり、処理後もにおいや色は残りません。
既存住宅にもホウ酸処理は適用できますか?
もちろん可能です。床下の露出した木部に塗布することで予防効果が得られます。処理が難しい壁内部の構造材がある場合、玄関部や建物外周の土壌処理と組み合わせて行うことで、効果を高めることができます。
ホウ酸は認定薬剤ですか?
ホウ酸は公益社団法人日本木材保存協会の認定剤です。これにより、長期優良住宅の適合、劣化対策等級3、フラット35Sの利用が可能です。
外来種のシロアリ被害が増えていると聞きますが、対策はありますか?
近年、外来種のアメリカカンザイシロアリの被害が急増しています。このシロアリは、わずかな水分で生息可能で、土壌からではなく空から飛来し、2階の軒やベランダなど建物のあらゆる方向から侵入します。対策として、住宅の全構造材をホウ酸塩で処理することが有効です。
DOT処理とは何ですか?
DOT処理とは、ホウ酸塩(八ホウ酸二ナトリウム四水和物)を用いた木材保存処理のことです。安定した無機物であるため、揮発・分解せず、長期にわたり効果が持続します。人やペットにも安全で、シロアリや腐朽菌、カビ菌などの被害を抑制します。
Things to know
知ってもらいたいこと
一般的な腐れ・シロアリ対策
建築基準法が施行されて以来、木造住宅の基本構造は何度も変更されてきました。基準法で導入された布基礎は、床下を閉ざされた空間としたため吸湿した土台や床組みが腐朽菌やシロアリの被害を招きました。その後基礎工法は大幅に改良され、大地震のたびに木構造の耐震性の強化も図られ、現在ではエネルギー価格の高騰にともない住宅のエコ化も進み、高気密化、省エネルギー化、高齢者の増加にともなうバリアフリー設計が導入されています。このように住宅の構造、内外装、内部構成などが変化するたびに、住宅内部の湿気の移動や結露などの湿度環境も変化し、これらを前提に防腐・防蟻対策を考えなくてはならなくなりました。住宅市場はスクラップ&ビルドの消費型から、長期優良住宅のストック型へと変わってきています。住宅の主要構造材を長期に守るには、健康で快適な生活を送りながら木造住宅の寿命を飛躍的に伸ばす対策が求められます。
木材の劣化対策の重要性
住宅の維持管理に重要な木材の劣化対策。地震の多い日本では再処理の重要性は決して低くはありません。温暖化による世界的な異常気象がもたらす真夏日の増加や集中豪雨、毎年河川の氾濫や自然災害による被害が各地で多発しています。再処理を必要とする防腐防蟻対策では、5年毎にお金がかかるだけでなく、新築時に処理できた柱や筋交いなど、壁内の主要な構造材の再処理ができないことが重要な問題となります。主要構造材が腐れやシロアリにより劣化すると、耐久性・耐震性が低下し住む人の命に関わる問題となるからです。
外来種のシロアリ被害が増えていること
日本では土壌から上がってくる地下シロアリを考えた対策を行ってきました。しかし近年外来種のアメリカカンザイシロアリの被害が急増しており、2階の軒やベランダなど建物上部から侵入するカンザイシロアリの予防対策を考える必要性が高まっています。
地下シロアリのように水分をあまり必要とせず、木材内の僅かな水分で生息・繁殖が可能となり特定の巣を構築せず複数の食害部に営巣します。発見も困難を極め、営巣している木材内に排泄した糞が蓄積すると小さな穴を開けて外部に排出します。この糞が室内で発見されることでカンザイシロアリの被害だと判明するケースが多いのです。
このように糞が外部に排出されるまで約10年ほどかかると言われていますので、10年もの間発見されることなく、カンザイシロアリの食害繁殖が続くことになります。
新築住宅だけでなく既存住宅にもDOT処理は有効なこと
新築時の処理が最も効果的ですが、合成薬剤で処理した住宅の再予防にも有効です。床下の処理可能な木部に高濃度DOT水溶液を塗布します。処理できない壁内部の構造材があるため、予防の効果を高めるため玄関部や建物外周の土壌処理と組み合わせて行います。シロアリや腐朽菌、カビ菌などは、湿気があると繁殖しやすい環境となります。雨漏りや漏水、結露水などに気をつけないと腐れやシロアリの食害のリスクが高まりますので定期的な点検が早期の予防につながります。
